引越しやリフォームの際に出る、いらなくなった家具。
手放したいけれど、運び出しが困難な大型家具などは普通ゴミで捨てられないしとお困りの方も多いでしょう。
こんにちは。
コブツマニアの榛田(はりた)です。この記事では、家具を処分する方法6つと、それぞれの方法のメリット・デメリットについて詳しくご紹介します。
目次
家具を処分する方法
運び出しが難しいベッドやソファ、食器棚。分別の難しい家電製品や引越しなどで出た不要な大型家具。不用品になる家具にはさまざまな種類があります。
そういった不要な家具の処分方法を種類別にご紹介します。
①粗大ゴミに出す
タンスやベッドなどの大型家具は、自治体の粗大ゴミ回収サービスを利用して処分できます。粗大ゴミとして出す手順は以下のとおりです。
- ネットか電話で粗大ゴミの収集を申し込む
- 指定されたコンビニエンスストアや郵便局などで処理券を購入する
- 処理券を家具の目立つ場所に貼る
- 回収日の朝8時までに指定の場所に家具を運ぶ
自治体によって、料金やルールが異なるため、まずはお住まいの市町村のホームページを確認しましょう。
粗大ゴミに出すメリット
回収費の一部に税金が使われているため、費用を安く抑えられます。トラックなどを借りられるのであれば、家具を積み込んで自ら処理施設に持ち込むことで、さらに安く処分してもらえます。
- 自力で運び出しができる
- 希望の日にちまでで予約が取れる
- あまりお金をかけたくない
という場合に向いています。自治体が運営しているということもあり「安くて安心できる処分方法」と言えるでしょう。
粗大ゴミに出すデメリット
申し込みをして回収日を予約、指定の場所まで持って行くといった、いくつかの手順を踏まなければなりません。指定の回収場所までは自力で運ぶため、大型家具がある場合は、体力と人手が必要です。
さらに、回収日が決められており、申し込みから回収までに通常2〜3週間ほどかかるため、希望日までに回収してもらえない可能性があります。引越しの日が迫っていて、早く処分しなければならない人は利用するのが難しいケースもあります。
また、引越しシーズンや年末は回収日の予約が混み合うため、粗大ゴミで処分する際は早めに申し込んでおくことをおすすめします。
粗大ゴミに出す場合の料金相場
粗大ゴミは各地域の自治体が運営しているため、市町村によって料金が異なります。
例えば、コブツマニアのある大阪市では、以下のような料金が設定されています。
回収品目 | 料金 |
---|---|
ソファー(一人掛け用) | 700円 |
ソファー(二人掛け用以上) | 1,000円 |
たんす (幅・奥行・高さの合計が2.5メートル以上) |
1,000円 |
机(袖付) | 1,000円 |
ベッド本体(マットレス類を除く) | 1,000円 |
マットレス(折りたたみを含む) | 200円 |
参考:「粗大ごみ処理手数料一覧表」※2023年4月現在
処理券を購入する前に、お住まいの自治体の価格を確認しましょう。
>>あわせて読みたい「自力で運び出せない大型家具の処分はどうすればいい?6つの処分方法と費用を詳しく解説」はこちら
②リサイクルショップに売る
売りたい家具を車に積んで、家具を買い取っているリサイクルショップまで持ち込む方法です。お店によっては自宅まで買取に来てくれるので、運ぶ手間もかかりません。
ただし、価値がほとんどない場合や、衛生の都合で買取できない場合は処分費用がかかります。「無料でもいいから引き取って欲しい」と言っても、引き取ってくれないお店も少なくありません。
どんな家具でも買い取ってもらえるわけではない点にだけご注意ください。
リサイクルショップに売るメリット
リサイクルショップに家具を売るメリットは、以下の3点です。
- 処分費用が浮く
- 家具を処分することで利益が発生する
- 家具をまた誰かに使ってもらえる
カリモクやunicoなど人気ブランドの家具は高値で買い取ってもらえることが多いので、そういった家具をお持ちの方には、リサイクルショップの利用をおすすめします。
デメリット
どんな家具でも売れるわけではないことです。たとえば、ニトリやIKEAの家具は新品でも低価格で購入できるため、中古品をわざわざ買う人がいません。
そのため、人気ブランドの家具や、新品未使用の家具しか買い取ってもらえない場合がほとんどです。「買い取ってもらえる家具=需要のある家具」なので、「ほとんど使っていない」「買った時には高かった」からといって、売れる理由にはならないのです。
また、店頭に持ち込まなければいけないため、大型家具の場合は運び出し作業の負担が大きいと言えます。
③フリマアプリで売る
リサイクルショップを通さずに、お手持ちのスマホを使ってフリマアプリやで売る方法です。
フリマアプリで売るメリット
業者を通さずに売るので、どんな家具でも出品することができます。また、リサイクルショップでは値がつかないものでも引き取ってもらえる可能性があります。
フリマアプリで売るデメリット
フリマアプリのデメリットは、以下の2点です。
- すぐに売れるとは限らない
- 家具の配送料がかかる
購入者が現れない限り手放せないので、引っ越しなど期限が定まっている場合には不向きです。
また、送料に関しては、地元限定の掲示板などで引き取ることができる人のみに売ることもできます。
買い替えの際に店舗で引き取ってもらう
大型家具を販売している店舗の中では、買い替えの際に引き取ってくれるサービスをしているところもあります。買い替えのための処分の場合は、検討してもいいでしょう。
<大型家具引取りサービスの一例> ※情報は2023年12月22日時点のもの
ニトリ | 購入した家具(組立家具は除く)と引取りする家具が同数量または同容量までであれば1注文につき4400円(税込)で引取りが可能。(一部地域を除く) |
---|---|
dinos | ディノス発行のカタログ、およびディノスオンラインショップで販売している税込69,800円以上の一部商品のみが対象。(一部地域を除く) |
タンスのゲン | 購入商品を届けると同時に購入商品と同サイズの古い家具の引取りが可能。購入商品の金額が5万円以上か以下かで手数料が変わる。 |
大塚家具 | 購入商品と同用途の家具の引取りが1家具につき1つ可能。引取り家具の大きさや搬出条件により料金は異なる。(一部地域除く) |
⑤引っ越し業者に処分を依頼する
引っ越し業者の中には、不用品の処分を同時に行っているところもあります。ほとんどの会社は引っ越しの依頼時に申込が必要です。直前では対応が難しい場合や、引き取れる商品が限られている場合もあるので事前に確認しておきましょう。
⑥不用品回収業者に依頼
不用品の回収を行っている民間業者に依頼し、自宅まで家具を回収しに来てもらう方法です。
業者によって料金設定やサービス内容も異なりますが、なかには片付け(仕分け作業)から手伝ってくれる業者も存在します。
不用品回収業者に依頼するメリット
一人では運べない大型家具なども全て業者が運び出してくれるのがメリットです。
ドアから出せないほど大きいサイズのベッドやソファなどは、解体して運び出してくれるため、粗大ゴミの回収場所まで自力で持っていけないような大型家具も安心して任せられます。
また、片付けの最中に出た不要な食器や雑貨なども、家具と一緒に回収してくれるのも嬉しいポイントです。業者によっては買取も実施しているので、価値のある家具なら買い取ってもらえる可能性があります。
- 急いで処分しなければならない
- 大型家具の運び出しが難しい
- 粗大ゴミの回収日の予約が埋まっている
という方は、不用品回収業者に依頼するのが非常におすすめです。
デメリット
自分で回収場所まで運んで出す粗大ゴミと違い、運び出しや処分をすベて依頼するため、基本料金や人件費、車両代などそれなりの費用がかかります。
「何から何までやってもらえるのだから、費用がかかるのは仕方ない」と考える方ならそれほど大きなデメリットではありません。一方で、「できるだけ費用をかけたくない」と考える方は、粗大ゴミで処分するのが良いでしょう。
不用品回収業者に依頼する場合の料金相場
依頼する業者によって費用は異なりますが、一般的には2トン平トラックで約2万円〜3万円前後です。
自治体の粗大ゴミで出すよりも費用は高くなりますが、その分、運び出しから処分まで全て業者に任せられます。
「出来るだけ安くで済ませたい」という気持ちは分かりますが、格安を謳っている業者の中には、作業が雑だったり、作業後に高額請求してくる業者もいます。費用だけで決めず、信頼できる業者に依頼しましょう。
てっとり早く相場を知りたい時にはカンタンに見積もりをすることもできますよ。見積もりをしておよその料金の目安を知っておきましょう。
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自分にあった処分方法を見つけるには
人気のブランドで比較的新しい家具がある場合、車に積んで運ぶことができるのであれば、リサイクルショップに持ち込んで売るのがおすすめです。
そのような家具がない場合は、「売る」という手段は諦めましょう。自分の持っている家具が売れるかどうかは、近くのリサイクルショップに電話で聞けば、答えてもらえるので、持ち込む前に一度電話で確認してみると良いですよ。
時間に余裕があって、大型家具を運び出せる体力・人手がある場合は、粗大ゴミに出せば安価で処分できます。
引越しやリフォームまでに時間があまりなく、早急に今ある家具を処分しなければならなかったり、大型家具以外にも細かい不用品がある場合は、不用品回収業者に依頼して、一気にまとめて持って帰ってもらうのが良いでしょう。
このYES・NOチャートを使って、自分に合った方法をぜひ探してみてください。
量が多い場合は不用品回収業者に依頼するのがおすすめ
処分したい家具がたくさんある場合、自分で粗大ゴミ回収場所まで運ぶには相当な労力がかかる上、素人だけで運び出すことは危険も伴います。
例えば、大きなベッドやソファを階段で運ばなければならないような場合に、「2人くらいで運べるだろう」と安易に考えると、大怪我をしてしまう可能性もあります。
こんなときは無理せず不用品回収業者を頼りましょう
- 大型家具がたくさんある
- 食器や雑貨など細かい品物も多い
- 出来るだけ早めに処分したい
- 家具の運び出しを出来る人がいない
業者に依頼すると費用はかかりますが、ほとんどの作業が数時間で終わるため、一気にスッキリさせられます。さらに、電話をした当日に作業に来てくれる業者もいるため、急いでいる場合にも便利です。
料金は基本的にトラック1台分での請求です。たとえば、食器や雑貨などの細かい品物を大型家具とまとめて載せられる場合は、同じ料金で回収してもらえます。
>>あわせて読みたい「部屋の片付け業者とは?|作業内容や相場・良い業者の見分け方ガイド」はこちら
まとめ
売れそうな家具がなく、処分にあまり費用をかけたくない場合は、指定の回収場所まで自分で運び出して粗大ゴミとして出す方法が一番費用を抑えられます。
しかし、大型家具が何点もあると自力で運び出すのは、相当な労力が必要です。また、体力のある人手を確保できないと、大事故に繋がる危険性もあるため、十分注意しましょう。
「大型家具が多く、すぐに処分したい」という場合は、不用品回収業者に依頼するのがおすすめです。運び出し作業などすべて任せられる上に、作業はすぐに終わります。
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