結納品は、婚約の証として相手方から送られる贈り物です。縁起の良い物ですが、かさばるため処分したいと考えている方もいらっしゃるでしょう。
この記事では、結納品を保管する期間や正しい処分方法を解説しています。
こんにちは。
コブツマニアの榛田(はりた)です。結納品は相手方からの気持ちがこもっているが故に処分に困りますよね。しかし、気持ちがこもっているからこそ正しく処分する必要があります。この記事では結納品の保管期間や正しい処分方法をご紹介しています。
目次
結納品は結婚式当日まで保管する
相手方からもらった結納品なので「処分してもいいのだろうか?」と思う方もいらっしゃるでしょう。結論からお伝えすると、結納品は処分しても問題ありません。
しかし、結納後は結婚式当日まで和室の床の間に飾っておくのが一般的です。お祝い事に掛ける「松竹梅高砂」または「鶴亀松竹梅」の掛け軸と一緒に飾っておくと良いでしょう。また、結婚式に参加できない方から早めにもらったご祝儀も合わせて飾っておきましょう。
結婚式当日まで飾った後は、記念として保管しても処分しても問題ありません。結納日から結婚式まで期間がある場合は、ずっと飾っておくのは難しいかもしれません。その場合は結納日から数日飾り、結婚式が近くなるまで箱の中に保管しても良いでしょう。結婚式の1週間ほど前に箱から取り出し、再び床の間へ飾りましょう。
結納品を処分する前に
結納品は飾るための物ですが、中には今後活用できる物もあります。処分する前に、使用する物、保管する物、処分する物の3つに整理しましょう。
使用する物
結納品の中には食品も含まれています。食品は処分せずに食べると良いでしょう。
- ・かつおぶし
- ・するめ
- ・こんぶ
- ・お酒
かつおぶしやするめ、こんぶは料理などに使えます。結納品に含まれている食品は日持ちする物がほとんどですが、結婚式後は早めに食べることをおすすめします。また、お酒は結納日当日の食事で飲むのが一般的です。
保管する物
結納品の中には、記念品として保管したり、日用品として活用できる物もあります。
- ・目録
- ・末廣(すえひろ)
- ・高砂人形(たかさごにんぎょう)
- ・塗りお盆
- ・結納箱
- ・風呂敷
目録は結納品として受け取った物のリストです。かさばらないので、記念として保管する方もいらっしゃいます。末廣は祝い事に使う扇子なので、他の方の結婚式やお子さんの入学式、卒業式に使えるでしょう。高砂人形は縁起物として家に飾っておく方もいらっしゃいます。
塗お盆は脚を外せば、通常のお盆として活用できるでしょう。結納箱は衣装ケースとして活用でき、風呂敷は1枚あれば何かと便利です。ご紹介した品でも人によっては不要な物もあるかもしれません。その場合は処分してしまいましょう。
処分する物
以下の品目は特に活用方法もないので、不要であれば処分しても良いでしょう。
- ・熨斗(のし)
- ・金宝包(きんぽうづつみ)
- ・白木台(しらきだい)
- ・友白髪(ともしらが)
- ・水引(みずひき)
のしや金宝包、白木台は使い道がないので処分しても問題ありません。友白髪も活用方法はありませんが、一部の地域では家の新築、増改築時にお札を柱へ縛るために使われます。地元に友白髪を活用する風習があるなら保管しても良いでしょう。後述しますが、水引はリメイクして再利用できます。記念品としてリメイクしたい方は保管すると良いでしょう。
結納品の処分方法5つ
結納品を整理したら、不要な物は処分しましょう。結納品は以下のように5つの方法で処分が可能です。
- ・神社やお寺でお焚き上げを依頼する
- ・神社やお寺で清祓いを依頼する
- ・兄弟へ譲る
- ・可燃ごみに出す
- ・不用品回収業者へ依頼する
では1つずつ解説していきます。
神社やお寺でお焚き上げを依頼する
結納品は相手方からの贈り物のため、ごみとして処分するには躊躇する方が多いでしょう。その場合は、神社やお寺でお焚き上げを依頼できます。お札やお守りのお焚き上げのように、結納品も焼いて処分してもらえます。地域によっては1月中旬に松飾りやしめ縄などをお焚き上げする「どんど焼き」と一緒に処分できる場合もあるでしょう。
神社やお寺でお焚き上げを依頼するなら事前に連絡をしましょう。しかし、神社やお寺によっては結納品のお焚き上げを断られるかもしれません。その場合は次項で紹介する「清祓い」だけでも依頼できないか相談しましょう。
神社やお寺で清祓いを依頼する
お焚き上げ以外にも、神社やお寺で清祓いをして処分する方法もあります。「結納品のお焚き上げはできないけど、処分する人に災厄がないように清めます」という意味で清祓いをしてから処分できるでしょう。清めた結納品は神社やお寺に処分してもらうか、持ち帰って自分で処分する必要があります。
神社やお寺によって対応は様々なため、結納品を持ち込む前に連絡をしましょう。
兄弟へ譲る
一部の地域では兄弟や親族へ譲って使いまわす「福分け」と呼ばれる風習があります。「良いご縁がありますように」「仲の良い夫婦の結納品は縁起が良い」とされ、喜ばれる場合があるのです。
しかし、一般的に結納品は使いまわさない物と認識されています。相手方が福分けの風習を知らない場合、使いまわせば快く思わないかもしれません。ですので、結納品は基本的に使いまわさずに、お互いに福分けの風習に理解がある場合のみ行いましょう。
可燃ごみに出す
神社やお寺への依頼が難しいうえに、福分けの風習もない場合は、結納品を可燃ごみとして処分しても良いでしょう。ただし、以下の3点に注意してください。
- ・他のごみと一緒に出さない
- ・ごみに出す前に塩を振って清める
- ・白い紙や布に包む
ごみに出すとはいえ、相手方からの気持ちのこもった品なので丁寧に処分しましょう。しかし、自分でごみに出すのは気が引ける、という方もおられます。その場合は次項でご紹介する方法で処分もできます。
不用品回収業者へ依頼する
結納品は不用品回収業者へ依頼して処分してもらうこともできます。不用品回収業者とは、不要な家具、家電、その他の様々な物を回収している業者です。神社やお寺にお焚き上げを依頼したり、自分で処分する必要がないので、早急かつ確実に処分したい方は不用品回収業者へ依頼すると良いでしょう。
ただし、不用品の回収には手数料が発生するため、結納品以外にも不要になった記念品や家具などがあれば一緒に回収依頼をしましょう。
私たちコブツマニアも不用品の回収をしております。不用品によっては買取できる物もありますので、ご負担いただく費用を抑えられるかもしれません。結納品やその他不用品の処分をご検討でしたら、コブツマニアへお問い合わせください。
結納品の中でもリメイクできるものがある
結納品の中でも「水引」はリメイクができます。水引の羽子板へのリメイクが特に人気を集めています。
リメイクした羽子板はお正月飾りとして玄関やリビングへ飾れるでしょう。ほかにも、リースやブーケなどの部屋のインテリアへリメイクも可能です。また、かんざしなどのアクセサリーにリメイクする方もいらっしゃいます。
水引のリメイクは、リメイクサービスを行っている業者や結納品専門店で依頼できます。記念品として水引をリメイクしてはいかがでしょうか?
まとめ
結納品は結婚式が終わったら処分しても問題ありません。処分する結納品を決めたら、神社やお寺でお焚き上げや清祓いを依頼しましょう。地域によっては兄弟へ譲れるかもしれません。引き取り先がないなら可燃ごみとして処分したり、不用品回収業者へ依頼もできます。
結納品を正しく処分して楽しい結婚生活を送りましょう。
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