プリンターの処分方法4つ|データ消去の注意点・インクの捨て方も紹介

紙をよく使う時代には重宝されたプリンター。デジタル化の影響で使用頻度も減り、処分したいと考えている人も多いでしょう。

今回は、家庭で使わなくなったプリンターの処分方法を4つご紹介します。

こんにちは。
コブツマニアの榛田（はりた）です。プリンターの処分はリサイクルが推奨されています。この記事では、その理由や他の処分方法もあわせてご紹介します。

プリンターは小型家電リサイクル法の対象商品

プリンターの処分方法を紹介する前に知っておいていただきたいのが、小型家電リサイクル法の存在です。2013年に制定され、家庭などから出る小型家電に含まれる有用な金属をゴミとして捨てずにリサイクルするための法律です。
実はプリンターもこの小型家電リサイクル法の対象商品となっています。
罰則などはありませんが、限りある資源を有効に使うためにも、リサイクルが推奨されています。

プリンターの処分方法4つ

プリンターの処分方法は4つあります。

• ・家電量販店の回収サービスを利用する
• ・買取に出す
• ・ごみとして出す
• ・不用品回収業者に依頼する

という方法です。それぞれ詳しく見ていきましょう。

家電量販店の回収サービス

ヤマダ電機やコジマなどの家電量販店では、プリンターなどの小型家電を回収しています。
料金は店舗により異なります。

「店舗まで持っていけない」という場合には、自宅まで来てくれる出張サービスもあります。また、ビックカメラ系列のお店では、自宅から既定の箱に入れて送るサービスも。自分にあった方法を選びましょう。

キヤノンのリサイクルサービス

オフィスで使っているキヤノンのプリンターはキヤノングリーンリサイクルサービスを使うと回収してもらえます。ご家庭のプリンターの場合、新しいプリンターもキヤノン製であれば、「買い替えサービス」を使って古いプリンターを回収してもらうことができます。

エプソンのカートリッジ回収サービス

エプソンでは、純正カートリッジの回収サービスを行っています。家電量販店などに設置されている専用ボックスにカートリッジを入れるだけなので、方法も手軽です。回収されたカートリッジは、パーツごとに分解されて材料や熱源として再利用されます。

買い取りに出す

まだ使えるプリンターの場合は、リサイクルショップやフリマアプリで売ることもできます。あまりに型が古い場合には、買取されない可能性もあるので注意しましょう。

また、フリマアプリに出品する時は、説明書や保証書など抜け漏れがないようにし、トラブル防止に努めましょう。

ごみとして出す

リサイクルが推奨されているプリンターですが、ごみとして出すこともできます。自治体によって燃えないごみか粗大ごみかにわかれるため、お住まいの自治体の規約を確認しましょう。

大阪市の場合、最長の辺が30cm以内のものは普通ごみとして出せますが、それ以上の大きさのプリンターは粗大ごみになります。

プリンターをごみとして出す時に気を付けたいのは、ごみとして出したプリンターを持ち去られてしまう可能性があることです。転売されたり、不法投棄されたりした場合、元の持ち主が疑われる可能性がああります。
持ち去り防止のために、回収の直前に出すようにしましょう。

不用品回収業者に依頼する

引っ越しなどでプリンター以外の大型家具も一緒に処分したい場合には、不用品回収業者に依頼することもできます。不用品回収業者に依頼すると、業者が家まで来て運び出してくれる上に、分別する手間もありません。タンスやテーブル、本棚など、プリンター以外の大型家具がたくさんある場合には、業者に依頼することも検討しましょう。

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処分するときの注意点

プリンターを処分する時に、注意したいことがあります。

個人データは必ず消去する

プリンター自体にメモリがある場合、個人情報が入力されているケースがあります。忘れずに消去しましょう。

初期化する

これまでプリントしたメモリが残っている場合には、プリンターを初期化して記録を消します。

USBメモリやSDカードを抜く

プリンターにUSBカードやSDカードがささったままではないか確認しましょう。

余ったインクはどうすればいい？

インクカートリッジはゴミとして出すこともできますが、家電量販店のカートリッジ回収ボックスに入れてリサイクルすることもできます。ただし、回収されるのは純正品のみなので、廉価版を使っている場合には回収ボックスに入れないようにしましょう。

まとめ

プリンターの処分方法を４つご紹介しました。できるならば、ごみとして出すのではなく、リサイクルしたいものですね。プリンターは処分する前にデータを消すのを忘れないようにしましょう。

監修：榛田 圭悟

これまでにコブツマニアで700件以上の遺品整理を担当。特殊清掃、リフォーム、骨董品買取など幅広い経験を重ねた上で知識を取得し、お客様に寄り添った仕事をモットーとしている。一般社団法人 遺品整理士認定協会「遺品整理士」を所持。