【全国版】お盆飾りの正しい処分方法|片付けのコツも紹介

最終更新日:2021.06.14

夏を迎え、やってくるのがお盆。ご先祖様を迎え、お見送りしたまではよかったけれど、お盆飾りってどうやって処分すればいいのか迷いますよね。
しかも、お盆の風習は地方や宗派によって違います。今回は、片付けのプロがお盆飾りの基本の処分方法をご紹介します。

こんにちは。
コブツマニアの榛田(はりた)です。実はマナーがあるお盆飾りの処分方法。正しい処分方法を知って、気持ちよくお盆を終えましょう。

お盆飾りの処分方法

お盆飾りの処分の際に知っておきたいのは、「お盆飾りにはその年限りで捨てるものと来年以降も使えるものがある」という点です。
何を処分すべきで何を残すべきかをご紹介します。

処分するもの

ホオズキや精霊馬、竹や生花などのナマモノ

処分方法

お供え物などの食べ物は家族でいただきましょう。
食べきれなかった物や精霊馬・生花などは土に埋めるか菩提寺に持っていきお焚き上げをします。
白い紙に包んで塩を入れれば可燃ゴミとして出してもいいと言われています。

初盆のための白提灯

初盆(新盆)は、人が亡くなって四十九日経ってから初めて迎えるお盆のことを指します。
地域によって呼び方が違いますが、同じものです。通常、お盆では絵柄のついた提灯を使いますが、初盆の時は無地の真っ白な提灯も一緒に飾ります。
この白提灯は初盆にしか使わないため、お盆が終わったら菩提寺でお焚き上げしてもらいましょう。

次年度以降も使えるもの

まこもで作られたゴザは次年度以降も使うことができます。ただし、地方によっては水につける習慣があるため、その場合は処分しましょう。

お盆飾りの種類と意味

お盆飾りには、いろいろな種類があります。それぞれの意味を改めて振り返ってみましょう。

ホオズキ

精霊は提灯の明かりを頼りに帰ってくると言われていることから、ご先祖様の足元を照らすよう、提灯の代わりにホオズキが使われています。

精霊馬(牛)

きゅうりの馬となすの牛は、ご先祖様の霊があの世から戻って来る時とこちらからあの世に帰る時に乗るものだと言われています。
きゅうりの馬はあの世からこちらに帰ってくる時に早く帰れるように、なすの牛はこちらの世からあの世に帰る際にゆっくり帰れるようにという意味があります。

地方によっては、お盆の始まりには内側、お盆の終わりには外側にと向きを変えるところもあります。

昆布

喜びを現すと言われています。
先祖の霊が帰ってきたことへの喜びを表現しています。

水の子

洗った米とさいの目に切ったなすときゅうりを水につけた水の子は、ご先祖様への供え物ではなく、餓鬼道に落ちた無縁仏に供えるものです。
地方によっては、蓮の葉に盛り付けるところもあります。

餓鬼道に落ちると、喉が針のように細くなり、食物を口に運んでも燃えてしまい食べることができません。
その飢えの苦しみが少しでも和らぐよう、細かくして水につけた水の子を用意するのです。
お盆に帰ってくるご先祖様の霊だけではなく、全ての精霊をもてなす心遣いが現れていますね。

閼伽水(あかみず)

器に入れたキレイな水のことです。
仏教では供養のために供える水を閼伽と呼び、穢れを払う水だとしています。閼伽水のそばには、ミソハギの花を5~6本飾ります。

ミソハギの花

禊萩(ミソハギ)の花は、悪霊を払うという意味があります。
ご先祖様が帰っている間にお墓に悪霊がつかないよう、ミソハギの花を供えます。地方によっては閼伽水とミソハギの花はお墓に供えるところもあります。

生花

お盆に飾るお花を「盆花」とも呼びます。
盆花は仏界の素晴らしさを伝えると言われており、亡くなった方だけではなく今生きている我々の心も慰めてくれます。
盆花は、桔梗(キキョウ)、女郎花(オミナエシ)、山百合(ヤマユリ)、なでしこ、ミソハギなどが使われるのが一般的ですが、これらは基本的に秋の花になります。
手に入りにくい場合は、生前好きだった花を飾っても良いでしょう。

そうめんやうどん

基本的にはそうめんを飾りますが、地方によってはうどんのところもあります。そうめんを飾る理由は諸説あって、定かではありません。「帰る時のお土産にする」「持っていくと紐になる」「細く長い幸せを願って」など、さまざまな説があります。

野菜や果物

お盆に供える野菜や果物は、百味五果を表しています。
これは、「たくさんの美味しいもの(百味)」「瓜、なす、麺、饅、餅(五果)」を示すものです。
元々お盆は『盂蘭盆経(うらぼんぎょう)』という経典にならって始められた風習です。
そこに百味五果の記載があるため、精霊をもてなすために用意します。故人の好きなものでも大丈夫です。

お盆飾りの片付けのコツ

お盆飾りを処分するには、いくつかコツがあります。どういった点に注意すればいいのか見ていきましょう。

片付けるのは送り盆の後

お盆は地域によって7月に行うか8月に行うかわかれています。
飾りつけをするのは12日の夜からですが、お盆飾りを片付けるのはご先祖様を送り終えた16日の夜または17日に行います。

お供え物は傷む前にいただいてもOK

果物などのお供え物は、いたみそうであれば、先に食べても大丈夫です。

絵柄のついた提灯は来年以降も使える

お盆で使う提灯は、基本的に絵柄のついたものです。
白い提灯は人が亡くなって初めてのお盆だけなので処分しますが、絵柄のついたちょうちんは来年以降も使えます。

精霊馬には手をあわせてから処分を

精霊を送り届けてくれた精霊馬(牛)には感謝の気持ちをこめて手をあわせてから処分しましょう。

まとめ

夏の風物詩であるお盆。終わった後の飾りの処分に困りますよね。
この記事を参考に、自分に無理のない方法で処分してみてください。

榛田圭悟の顔

監修:榛田 圭悟

これまでにコブツマニアで700件以上の遺品整理を担当。特殊清掃、リフォーム、骨董品買取など幅広い経験を重ねた上で知識を取得し、お客様に寄り添った仕事をモットーとしている。一般社団法人 遺品整理士認定協会「遺品整理士」を所持。

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