我が子の成長を願い、端午の節句に飾る五月人形。子どもが大きくなり、処分を検討する人もいるでしょう。
今回は、片付けのプロが五月人形の処分の方法や手放すタイミングをご紹介します。
こんにちは。
コブツマニアの榛田(はりた)です。思い入れのある五月人形。手放すにしても後悔しない方法がいいですよね。今回は、五月人形を処分する方法を5つご紹介します。
目次
五月人形を処分する方法は?
五月人形は「子どもの健康と成長」を願って飾られるものです。種類も豊富で、鯉のぼり・鎧飾り・若大将飾り・兜飾り・武者ケース入り(桃太郎や金太郎などの人形がケースに入ったもの)などがあります。
とはいえ、どのような人形でも処分方法は同じです。
- 人形供養する
- 保育園や幼稚園・児童養護施設に寄付する
- リサイクルする
- ゴミとして捨てる
- 不用品回収業者に依頼する
詳細を見ていきましょう。
人形供養する
長年飾っていた五月人形を神社やお寺で供養してもらう方法です。
日本では昔から「人形には魂が宿る」と言われています。そのため、人形供養することで魂を抜くことができます。他の処分方法を検討する際にも、縁起を気にする人は事前に供養してもらいましょう。
ただし、供養のタイミングや方法はお寺や神社によって違います。事前に問い合わせし、詳細をご確認ください。
また、自分で供養する方法もあります。やり方は以下のとおりです。
- 人形を綺麗に磨く
- 白い布の上に置く
- 塩を振りかける
- お礼を伝える
- 白い布で人形を包む
自分ひとりで進めるのが不安な人は、神社やお寺に依頼するのが安心です。
保育園や幼稚園・児童養護施設に寄付する
保育園や幼稚園・児童養護施設では、不要になった五月人形を募集していることがあります。お近くの施設で募集をしていないか確認してみましょう。
リサイクルする
五月人形はリサイクルすることもできます。リサイクルの方法は大きく2種類です。
- リサイクルショップに持ち込む
- リサイクル団体に引き取ってもらう
ただし、リサイクルショップへの持ち込みは、あまりおすすめできません。ここからは、それぞれの特徴を解説します。
【NG】リサイクルショップに持ち込む
お近くのリサイクルショップに持ち込む方法です。リサイクルと聞くと、この方法を想像する人がいるかもしれませんが、実はあまりおすすめできません。
というのも、五月人形はリサイクルショップでは買取してもらえないケースが増えているからです。
「値段がつかなくても引き取ってもらえればいいや」と考える方もいるかもしれませんが、無料引き取りすら断られることも珍しくありません。持ち込む前に、お店に問い合わせておきましょう。
リサイクルショップで引き取ってもらえない理由は?
五月人形は縁起物のため、中古で購入しようという人が少ないのです。
ご自身が購入した時のことを考えてみてください。やはりデパートなどで新品を買い求めたのではないでしょうか?
五月人形は在庫になるリスクが高いため、引き取れないのです。
【OK】リサイクル団体に引き取ってもらう
リサイクルショップでは引き取りが難しい五月人形ですが、リサイクル団体なら引き取りを受け付けている場合があります。
代表的な団体は以下のとおりです。
- NPO法人セカンドライフ
- 国内外問わずリサイクル活動を行なっており、海外でリサイクルする場合はコレクターなどに譲渡される
- ワールドギフト
- 発展途上国への支援を行っており、主に現地の子どもなどに譲渡される
いずれの団体を利用しても、五月人形を誰かのために役立てることができます。
ゴミとして捨てる
五月人形はゴミとして捨てることもできます。鎧のような金属が含まれる部分は、はがしてから可燃ゴミに出しましょう。
また、自治体によっては、粗大ゴミとして丸ごと引き取ることもあります。ゴミとして受け取らない自治体もあるので、まずはお住まいの自治体に確認してみましょう。
不用品回収業者に依頼する
不用品回収業者に依頼して、五月人形を引き取ってもらうこともできます。依頼する際は、五月人形だけではなく、大型家具や家電など、たくさんの不用品を依頼したほうがお得です。
引っ越しやリフォーム、断捨離などで、五月人形以外の不用品とまとめて処分したい時に利用するのがよいでしょう。
五月人形は大きさや形式によって処分金額が違います。「うちの五月人形を処分するにはいくらかかるの?」と思った場合には、簡易見積もりで相場を知っておくといいでしょう。
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五月人形を手放すタイミングは?
日本では、古くから作物の不足や戦乱、医療の未発達により、多くの子どもが幼くして命を落としました。五月人形はそういった希望に応えるために飾られてきたものです。
そのため、「成人するまでは、どうか我が子をお守りください」という願いを込めて、当時の成人年齢である11~16歳までは飾られていたと言います。
現代の成人年齢は20歳ですが、就職や一人暮らしなど親元を離れて自立したタイミングで手放してもいいでしょう。
まとめ
我が子への祈りを込めて飾る五月人形。人によっては思い入れが深く、なかなか手放せない場合もあります。だからこそ、後悔しない方法を選びたいものですね。
供養するのも、誰かに譲るのも、処分するのも、それぞれに意味があります。ご自身に合った方法を選び、悔いのないようにお別れしましょう。
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