「引っ越しの時に出た不用品って、どう処分したらいいの?」「不用品の処分費用ってどのくらいなの?」
引っ越しのタイミングで出てくる、たくさんの不用品。特に、大型家具や家電となると、どう処分すればいいかわからない方も多いのではないでしょうか。
こんにちは。
コブツマニアの榛田(はりた)です。この記事では、引っ越しで出た不用品を処分する具体的な方法を5つ紹介します。また、それぞれのメリット・デメリットや、費用相場も詳しく解説します。
1. 引っ越しで出た不用品を処分する方法5つと相場
引っ越しのタイミングで不要になった家具や家電、細かい日用品。大型で簡単に処分できない不用品は、どのように手放せばいいのでしょうか。
ここでは、引っ越しで出た不用品を処分する方法を5つご紹介します。
- 粗大ごみに出す
- リサイクルショップに売る
- 不用品回収業者に依頼する
- 引っ越し業者に回収も依頼する
- SNSを利用する
以下で詳しく解説します。
粗大ゴミに出す
不用品の処分で代表的なのは、自治体が実施する粗大ごみの回収です。事前にネットか電話で予約することで、指定の日時に回収に来てくれます。
予約するのは「日付」と「ゴミの種類」で、粗大ゴミの種類によって回収料金が異なります。また、予約日までに指定のコンビニで粗大ごみ処理手数料券を購入します。
申し込み方法や回収場所などのルールは市町村で異なるので、各自治体のホームページを確認しておきましょう。
【粗大ごみの申し込み方法/関西】
粗大ゴミに申し込んだ場合の費用
粗大ゴミの費用は自治体や品目によって異なります。一例として、コブツマニアのある大阪市を紹介します。
<大阪市の粗大ゴミ料金> ※2023年4月現在
回収品目 | 料金 |
---|---|
ソファー(一人掛け用) | 700円 |
ソファー(二人掛け用以上) | 1,000円 |
たんす(幅・奥行・高さの合計が2.5メートル以上) | 1,000円 |
机(袖付) | 1,000円 |
ベッド本体(マットレス類を除く) | 1,000円 |
マットレス(折りたたみを含む) | 200円 |
タンスやカーペットは大きさによって料金が異なります。詳しくは、大阪市の「粗大ごみ処理手数料一覧表」をご覧ください。
粗大ゴミに出した場合のメリット・デメリット
粗大ごみに出した場合のメリット・デメリットは以下のとおりです。
メリット
- 費用が安い
- 自治体が実施しているので安心できる
自動車やトラックを使って処理場に運べる場合には、料金をさらに安くしてもらえることもあります。また、大阪市のクリーンセンターでは、持ち込んだゴミを10キログラム90円で処理してくれます。
デメリット
- 回収場所まで不用品を持っていく必要がある
- 予約の手間がかかる
自力で処分する必要があるので、大型家具や重たい電化製品は運搬に苦労します。また、回収の日程は自治体ごとに決まっているので、タイミングよく処分できるとは限りません。
年末などの混雑時には、2~3週間待つ場合もあります。
粗大ゴミを利用する場合の注意点
粗大ごみと聞くと、何でも処分できそうなイメージが湧きますが、回収できないものもあります。具体的には、「家電リサイクル法」で回収対象となっている以下の家電4つです。
対象となる「家電4品目」(いずれも家庭用機器のみ)
- エアコン
- テレビ(ブラウン管、液晶・プラズマ)
- 冷蔵庫、冷凍庫
- 洗濯機、衣類乾燥機
上記の家電を処分する際は、購入したお店(家電量販店など)に相談しましょう。新品を購入する予定があれば、そちらのお店に相談すれば大丈夫です。
「購入したお店がわからない」「買ったお店がつぶれてしまった」といった場合は、お住まいの市町村に相談しましょう。処分方法を教えてくれます。
リサイクルショップに売る
リサイクルショップに売るのも手です。まだ使えそうな商品なら、お金に変えることもできます。不用品を現金化できれば引っ越し費用の足しにもなります。
リサイクルショップに売る場合のメリット・デメリット
リサイクルショップに売るメリット・デメリットは以下のとおりです。
メリット
- 店頭買取なので現金化が早い
- ごみとして捨てるよりエコ
捨てようと思っていた商品に価値があれば、売った方がずっとお得です。
デメリット
- 不用品を店舗まで持ち込む必要がある
- 商品に価値がなかった場合、持ち帰る必要がある
たとえば、ニトリやIKEAの家具は新品でも安いので、リサイクル品を買いたがる人は多くありません。そのため、購入時の値段が安かった商品は、買い取りを断られやすい傾向にあります。
ちなみに、これは家電についても同様です。家電も次々に新商品が登場するので、買取できる商品は発売から3~5年が限度と言われています。
ご自宅にブランド家具や最新の電化製品がない場合、残念ながら買い取ってもらうことは難しいかもしれません。
不用品回収業者に依頼する
不用品回収業者に依頼するのもよいでしょう。不用品回収業者とは、自宅の不用品を運び出し、持ち帰ってくれる業者です。ほかの方法より費用はかかりますが、処分の手間がかかりません。
不用品回収業者に依頼した場合の費用
費用を決めるのは不用品の量です。物量が多いほどトラックのサイズが大きくなり、料金も増します。また、ほとんどの業者は、トラックのサイズごとに料金を決めています。
以下に費用と容量の一例を示します。
<軽トラック1台の場合>
費用:約2.5万〜3万円程度
容量:押入れ~1Kくらい
<2トン平トラック1台の場合>
費用:約6万〜7万円程度
容量:おおよそ以下のとおりです。
- シングルベッド×1
- ファミリー用冷蔵庫×1
- 自転車
- 洗濯機
- メタルラック
- 洋服タンス
- ハンガーボックス
- 上記プラス段ボール20個
一人暮らしの人や、同棲している人たちの引っ越しなら問題ないサイズです。
てっとり早く自分の不用品の相場を知りたい時は、見積もりだけすることも可能です。最短10秒でできるのでやってみましょう。
\簡単♪ 10秒で完了!/
不用品回収業者に依頼した場合のメリット・デメリット
不用品回収業者のメリット、デメリットは以下のとおりです。
メリット
- 指定した日時に回収に来てくれる
- 業者によっては買取もしてくれる
タンスのような重たい家具も運び出してもらえます。自宅から出る必要がないので、体が不自由な人や忙しい人にも嬉しいサービスと言えます。
デメリット
- まとまった量の不用品がないと費用が高くつく
費用はトラックの台数で換算するので、まとまった物量があったほうがお得です。
引っ越し業者に回収も依頼する
引っ越し業者によっては、引っ越しだけではなく不用品回収も引き受けてくれます。依頼する前に確認してみましょう。
引っ越し業者に回収も依頼した場合の費用
回収を依頼した場合の費用は、不用品回収業者に依頼した場合とほとんど変わりません。これは「引っ越し料金+オプション」という形で不用品回収の費用が発生することが多いからです。
また、引っ越し業者によっては、引っ越しと不用品回収をまとめて依頼すると安くなる場合もあります。
引っ越し業者に回収を依頼するメリット・デメリット
引っ越し業者に回収を依頼するメリット、デメリットは以下のとおりです。
メリット
- 時間と手間がかからない
引っ越しと同時に不用品処分も終わるので便利です。支払いも一括で住むので、手間がかかりません。
デメリット
- 買取できない商品は別途処分するしかない
業者によっては、買取できない商品は引き受けられません。引き取ってもらえなかった場合、また不用品回収を他社に依頼する必要があります。
利用する前に、買取できない不用品を回収しているか確認しておきましょう。
引っ越し業者に回収も依頼するときのポイント
引っ越し業者に「引っ越し」を依頼し、不用品回収業者に「不用品回収」を依頼するのも手です。
引っ越し業者の不用品回収はオプションとして位置付けられているケースが多く、別々に頼んだ方が安くなる場合もあります。
費用を安く抑えたければ、引越しと不用品回収を分けて見積もりを取ってみましょう。
SNSを利用する
SNSを使って処分するという方法もあります。SNSは不特定多数の人とつながれることから、最近ではヤフオク!やメルカリのようなサイトで不用品を処分する人も増えています。
Facebookやジモティーを利用して譲渡する人も少なくありません。
SNSなどのソーシャルメディアを使った場合の費用
SNSの利用料は基本的に無料です。ただし、ヤフオク!やメルカリは、落札された時に出品者に手数料が発生します。(落札金額の10%前後)
利用前に注意書きをよく読み、手数料を含めた金額を設定しましょう。
SNSなどのソーシャルメディアを使った場合のメリット・デメリット
SNSを利用するメリット、デメリットは以下のとおりです。
メリット
- スマホ一つで手軽に出品できる
- 媒体によっては譲ることもできる
こまめに連絡できる人や、ネットに慣れている人に向いている方法です。落札価格を自分で設定できるのも強みと言えます。
デメリット
- トラブルが起こりうる
- 落札されなければ手放せない
面識のない人と取引するので、商品の状態によってはトラブルになります。トラブルを避けるために、商品のきれいな写真を掲載したり、詳しい説明を書いたりする労力も必要です。
2. 費用を安くするコツ
引っ越しだけでも費用はかかりますから、不用品回収はなおさら安く抑えたいですよね。
不用品の処分費用を安く抑えるコツは以下のとおりです。
- 様々なサービスを利用する
- 繁忙期を避ける
- 友達に譲る
詳しく解説します。
様々なサービスを利用する
一口に不用品と言っても、内訳はさまざまです。まだ使えるもの、自分は使わないけど他人に必要とされそうなもの、本当にいらないものなど、数えればたくさんあります。
これらを一気に処分しても問題ありませんが、様々なサービスを活用した方が効果的です。
たとえば、サイズが小さくて価値のありそうな品物はフリマアプリなどで売り、比較的新しい家電はリサイクルショップに出す。売れそうにない品物や大型家具などは粗大ゴミに出す、といった具合です。
上手く選別すれば家が片付くだけでなく、お財布も潤います。ただし、不用品の選別には時間と労力がかかるので、時間に余裕のある人におすすめの方法と言えます。
繁忙期を避ける
引越し業者や不用品回収業者にも繁忙期はあります。新生活の始まる春先や大掃除のある年末年始は繁忙期で、予約も取りづらくなります。
逆に言うと、引っ越しを繁忙期から外すだけで、費用が大幅に削減できる可能性があります。
引っ越しの時期が決まっている場合は、混みやすい土日祝を避けるだけでもいいでしょう。時期と曜日をずらすだけで、費用は格段に抑えられます。
友達に譲る
引っ越しが決まったら、周りの友人に「使わないテレビいらない?」などと聞いてみるのもいいでしょう。
元々処分したいものを無料で受け取ってくれれば処分費用が浮きますし、状態が良ければ買ってもらうこともできます。
あくまでも、自分がいらないものだという自覚を持って、無理やり押し付けないように注意しましょう。
3. まとめ
引っ越しの不用品処分にかかる費用相場について解説しました。
引っ越しの際にどうしても出てくる不用品。処分するにも様々な方法があり、どれがいいか迷ってしまいますね。
わたしたちコブツマニアでも、不用品の回収・買取を行っています。引っ越しの依頼も承っており、いずれも実績は豊富です。
関西でのお引っ越しをお考えでしたら、ぜひお声がけください。「ちょっと話を聞いてみたい」というだけでも大歓迎です!
大阪/兵庫/京都/奈良関西全域対応!
「とりあえず料金が知りたい」という方は、フォームの必要事項をご記入ください。 無料で見積もり金額をご案内いたします。