バイクや自転車に乗る際や、作業や災害時に頭部を保護してくれるヘルメット。処分方法が分からず、そのままになっている人も多いでしょう。
この記事では、ヘルメットの正しい処分方法を5つご紹介します。使い古したヘルメットはもちろん、まだ綺麗で使えるヘルメットの処分方法もあわせて説明しています。
こんにちは。
コブツマニアの榛田(はりた)です。生活で何かと使うヘルメット。実は安全に使用できる期間は定められています。ヘルメットを処分する際に知っておきたいことをご紹介します。
目次
ヘルメットの正しい処分方法5つ
古くなったバイクヘルメットや工事用ヘルメットの処分方法は、大きく5つあります。
- 1. 不燃ごみとして処分する
- 2. リサイクルする
- 3. 不用品買取業者に依頼する
- 4. 下取り(買い替え)
- 5. 発展途上国への寄付に出す
それぞれ詳しく見ていきましょう。
①不燃ごみとして処分する
不燃ごみとして処分する方法です。ヘルメットはほとんどの自治体で不燃ごみ(燃えないごみ)として出せます。
自治体の回収ルールにより可燃ごみやパーツごとに分けて、回収している場合もあるため、お住まいの地域の「ごみの出し方」を確認しましょう。
ヘルメットの大きさによって自治体の分別方法は異なりますが、一番長い辺が30㎝以下であれば、不燃ごみの対象としているところが多いでしょう。
ごみ区分 | 基準(目安) | ヘルメットの種類 |
不燃ごみ | 一番長い辺が30㎝未満 | ハーフヘルメット(半帽)、自転車用、工事用、スキー用 |
粗大ごみ | 一番長い辺が30㎝以上 | フルフェイスタイプ、ジェットタイプ、オフロードタイプ |
ヘルメットの粗大ごみ回収料金の相場は、200円~400円です。
粗大ごみは以下の手順で出すことができます。
- 1. 申し込み(電話、インターネット、FAX、はがきより受付)
- 2. 粗大ごみ処理手数料券の購入(コンビニ、スーパー、郵便局など)
- 3. 粗大ごみを出す(品目に番号、名前を書いたシールを貼る)
大阪市ではヘルメットは普通ごみに分類されますが、フルフェイスタイプの場合は最大の辺が30㎝以上あるため「粗大ごみ」での回収となります。回収費用は200円です。
②リサイクルする
まだ使えるヘルメットならリサイクルに出すこともできます。ヘルメットを製造している企業や生産工場では、古くなったヘルメットを資源としてリサイクルにつなげる活動を行っている場合があります。
リサイクルを希望する場合には処分費はかかりませんが、企業や生産工場に送付する際の送料は自己負担となります。
<ヘルメットのリサイクルをしている企業・団体の一例>
・一般社団法人 日本ヘルメット工業会
http://www.japan-helmet.com/infomation/recicle.html
・加賀産業株式会社
https://www.kagahelmet.com/kodawari/recycle.html
③不用品買取業者に依頼する
不用品買取業者に依頼する方法です。
ヘルメットの処分だけでは処分費用が割高になってしまいますが、ヘルメットの数が多かったり、自転車やバイクなどの関連用品や他の不用品もまとめて処分したい場合には、一緒に処分できるため手軽です。
「実際いくらかかるの?」という方はぜひ無料見積もりをご利用ください。お持ちの不用品の回収料金がすぐにわかりますよ。
\簡単♪ 10秒で完了!/
④下取り(買い替え)
ヘルメットを買い替える際に、ヘルメットを購入した販売店でそれまで使っていたヘルメットを下取りしてもらう方法です。下取りについては、買い替え時の「無料下取り」や「買取」として購入価格が安くなるサービスがあります。
例えばSG、PSCマークの付いているヘルメット、対象ヘルメット購入で一律3,000円の買取など、買取や下取りのサービスは販売店によりさまざまです。
購入を検討している場合には、対象商品と下取り内容の確認をしてみるといいでしょう。
⑤発展途上国への寄付に出す
発展途上国への寄付に出す方法です。発送するための費用はかかりますが、海外途上国への物資支援として協力することができます。
バイク、工事用、野球用などすべてのヘルメットが対象となります。またヘルメット以外にも古着や雑貨、ぬいぐるみ、文具などと一緒に寄付することもできます。
集荷するダンボールの大きさや重量にもよりますが、ダンボール1箱あたりの料金は3,000~4,000円程度です。
<ヘルメットの寄付を受け付けている団体の一例>
・ワールドギフト
https://world–gift.com/sutekata/helmets-1.html
・NPO法人不用品の物品寄付で明るい社会を築く会
https://kizuna-npo.org/
綺麗なヘルメットの処分方法
まだ新しくて綺麗なヘルメットは捨てるだけでなく「売却」することもできます。専門店やフリマアプリで売る方法です。それぞれどんな違いがあるのか見ていきましょう。
買取専門店
ヘルメットの買取専門店に買い取ってもらう方法です。製造から3年以内で人気メーカーのヘルメットは、値段がつく可能性が高くなります。
高価買取が期待できるポイントは以下の3点です。
- ・製造から3年以内で、SG規格認定(PSCマーク)表示があるもの
- ・人気メーカー(アライ、ショウエイ、オージーケーカブト、シンプソンなど)
- ・キズや凹みが比較的少ない
買取の方法は、店頭への持ち込みや宅配便での送付など店舗によりさまざまです。自分にあった方法を選びましょう。
フリマアプリで売る
メルカリ、ヤフオク、ジモティ―などのフリマアプリを利用し、売却する方法です。
年数やキズなどの理由から、買取ができないヘルメットでもフリマアプリであれば売却することもできます。ただし安全面の観点から耐用年数を超えたヘルメットは、売却せずに処分するようにしましょう。
日本ではSGマークの有効期限でもある「3年」を推奨交換時期としています。鑑賞用やコレクション用として販売する場合であっても、製造年月日を明示し出品しましょう。
ヘルメットを処分するタイミングは?
ヘルメットの耐用年数は3年と言われています。
日本国内では、安全を保証するSGマークの有効期限(ヘルメット着用開始から3年)を目安に3年を推奨交換時期としているからです。
ヘルメットの内側はクッションと発砲スチロールが使用されているため、年数による素材の劣化は避けることができません。
クッションのヘタリや劣化により内側にすき間ができ、装着時の密着度が下がります。また強い衝撃を受けた場合には、緩衝材である発泡スチロールが凹み壊れることでショックを吸収する役割があります。そのため古くなってクッションがヘタリあるものや、一度でも強い衝撃を受けたヘルメットは見た目が綺麗でも安全性が確保できません。
使用せずに長年保管していたヘルメットや、事故など強い衝撃を受けたことのあるヘルメットは、使用せずに処分をしましょう。
まとめ
ヘルメットは、捨てるだけでなく売却やリサイクルに出すこともできます。売却やリサイクルに出す際には製造日からの年数に注意しましょう。
大阪/兵庫/京都/奈良関西全域対応!
「とりあえず料金が知りたい」という方は、フォームの必要事項をご記入ください。 無料で見積もり金額をご案内いたします。