蛍光灯は処分する機会も少ないので、実際に捨てるとなると、処分方法がわからないという方も多いのではないでしょうか。
蛍光灯には有害物質である「水銀」が含まれているため、適切に処分しなければ、環境汚染や健康被害を引き起こす可能性があります。
そこで本記事では、蛍光灯の正しい処分方法と処分時の注意点を解説していきます。
こんにちは。
コブツマニアの榛田(はりた)です。蛍光灯には、環境汚染や健康被害につながる有害物質が含まれています。そのため処分する際には注意しなければいけません。この記事では蛍光灯の安全な処分方法と、注意すべきポイントを紹介しています。
目次
蛍光灯は水銀使用製品廃棄物に指定されている
蛍光灯や蛍光管には、有害物質である水銀が含まれているため、処分方法を誤れば環境汚染や健康被害を引き起こします。
環境省は水銀の処分を徹底するために、平成29年に蛍光灯を「水銀使用製品廃棄物」に指定しました。そのため処分許可を受けた指定業者のみ、蛍光灯の回収が可能です。
しかし法改正からの期間も短いため、処分許可を得ずに営業している業者も存在します。
適切な業者であるかの判断は、プロでも難しいとされているため、個人が正しい蛍光灯の処分方法を知っておく必要があります。
蛍光灯を処分する際に注意すべきこと
先ほどもお伝えしましたが、蛍光灯には有害物質である水銀が含まれているため、処分する際に注意すべきポイントがあります。
蛍光塗料や水銀が環境汚染や健康被害につながるので、細かく砕かずに処分しましょう。
割れてしまった場合は、空気中に有害物質が広がってしまうため、必ず換気してください。
特に、お子様がいる場合は注意が必要です。
また蛍光灯はガラスなので、割って処分すると回収の際に、怪我する可能性もあります。
箱に入れて処分するか、新聞などに包んでから捨ててください。
とはいえ、新聞紙などに包んでも後から破損する可能性もあります。
捨てる際は、「キケン」などと張り紙しておくと、さらに安全です。
蛍光灯を処分する8つの方法
蛍光灯や蛍光管は、不燃ごみとして処分したり家電量販店で回収してもらったりと、さまざまな方法があります。
ここからは、いくつかの処分方法を紹介していくので、自分に最適なものをみつけてみてください。
不燃ごみとして回収
自治体によって回収時期は異なりますが、指定の収集所に持っていけば、蛍光灯を不燃ゴミとして、無料で処分してくれます。
「割れないよう箱に入れて捨てる」「専用の袋に入れて処分する」など、自治体ごとにルールが異なるので、処分前に各自治体のホームページなどで確認しておきましょう。
割れた蛍光灯であっても、新聞紙などに包めば無料で回収してもらえます。
粗大ごみとして処分する
蛍光灯は、直管型や環型など形や長さもさまざまです。
自治体によっては、直径30cm以上のサイズは、粗大ごみとして有料で処分する必要があります。
処分方法は以下の手順です。
大阪市の場合
- 1.自治体ホームページや電話から回収依頼する
- 2.粗大ごみ処理手数料券取扱店で、粗大ごみ処理手数料券を購入する
- 3.処分する蛍光灯のわかりやすい場所に「粗大ごみ処理手数料券」を貼る
- 4.指定日時に収集所へ持ち込む
出典:https://www.city.osaka.lg.jp/kankyo/page/0000369355.html
「粗大ごみ処理手数料券」は、コンビニや郵便局、スーパーマーケットなどで取り扱っており、料金は400円ほどで購入できます。
ステーション回収に出す
ステーション回収とは、家庭から排出される古紙やペットボトル、蛍光灯などの資源を集める施設で回収してもらう方法です。
自治体によって回収品目や日時は異なるので、自治体のホームページで確認してください。
蛍光灯内の一部は有害ですが、資源化できる素材も含むため、回収された蛍光灯はリサイクルされます。
しかし、破損している場合は回収してもらえない可能性があるので注意しましょう。
回収ボックスに持ち込む
自治体が設置する回収ボックスに入れることで、蛍光灯を処分する方法もあります。
自分のタイミングで持ち込め、無料で処分できるのでおすすめです。
回収ボックスは、学校やホームセンター、公民館などさまざまな場所に設置されています。
設置場所は、各自治体によって異なるので、お住まいの自治体ホームページで確認してください。
注意点として、回収できるのは割れていない蛍光灯に限ります。
家電量販店で回収してもらう
家電量販店で対応は異なりますが、蛍光灯の回収サービスを実施している店舗もあります。
新しく買い替える場合は、同時に無料で回収してくれます。
回収ボックスを設置している場合もあるので、チェックしておきましょう。
全ての家電量販店で回収サービスを実施しているわけではないので、事前に確認が必要です。
リサイクル業者に依頼する
処分したい蛍光灯が多い場合は、リサイクル業者に依頼しても良いでしょう。回収場所へ持ち込む手段がない場合や、時間がない方には、自宅まで収集にきてくれるのでおすすめです。
東京都のあるリサイクル業者では、220円/kgほどで回収してもらえます。
出典:https://www.keikoto.jp/service/fluorescent-light.html
もちろん、条件や業者によって料金は異なりますが、ある程度の料金相場を知っておくことで、悪徳業者に騙されるなどのトラブルを避けられるでしょう。
産業廃棄物処理業者に依頼する
工場や企業から出た不要な蛍光灯は、産業廃棄物処理業者に処分してもらうことが義務となっています。不燃ごみや粗大ごみとして処分できないので注意しましょう。
業者選びの際は、必ず産業廃棄物処理に関する許可を受けた業者か確認してください。
違法に処分している業者との契約は、依頼している企業の信用問題にもつながるので注意が必要です。
不用品回収業者に依頼する
不用品回収業者に依頼するのも、ひとつの手段です。不用品回収業者によっては、蛍光灯だけでも回収してくれます。
蛍光灯だけでなく、その他の不用品も同時に回収してもらう方がお得なので、まとめて回収して欲しい物がある場合は、不用品回収業者の利用がおすすめです。
蛍光灯の処分に悩んでいる場合は、わたしたちコブツマニアでも、引き取りを承っております。
具体的な費用が知りたい方はぜひ無料見積もりをご利用ください。たった10秒で簡単に相場がわかりますよ。
\簡単♪ 10秒で完了!/
LEDも蛍光灯と同じように処分していい?
LED電球は、蛍光灯と異なり有害物質は含まれていないので、不燃ごみや普通ごみとして処分できます。
また自治体によっては、ワレモノとして扱われる場合もあります。
破損したLEDで怪我する可能性もあるので、処分する際は「キケン」「ワレモノ」などとわかりやすく貼り紙をしておくと良いでしょう。
まとめ
いかがだったでしょうか。
今回は、蛍光灯を正しく処分する方法と、処分する際の注意点を解説してきました。蛍光灯には環境や健康に被害を与える有害物質が含まれているので、安全な方法で処分してください。
大阪/兵庫/京都/奈良関西全域対応!
「とりあえず料金が知りたい」という方は、フォームの必要事項をご記入ください。 無料で見積もり金額をご案内いたします。