エレクトーンの処分方法5つと費用を徹底紹介｜具体的な手順と費用相場もあわせて解説

「エレクトーンを処分したいけど、どうやって処分したらいいの？」
「できれば自治体の粗大ごみ回収で安く処分したい」
「でも100キロ近いエレクトーンを部屋から玄関まで運ぶだけでも大変」

こんにちは。
コブツマニアの榛田（はりた）です。子どもの習い事のために購入したエレクトーンが部屋の片すみにそのままになっている家庭は意外と多いものです。今回は、エレクトーンの処分方法5つと費用相場をご紹介します。

エレクトーンの処分方法5つと費用相場

エレクトーンの処分方法は大きく分けて5つあります。

エレクトーンは重量や容量も大きいため、費用以外にも玄関までの運搬も含めて処分方法を検討する必要があります。一つずつ説明いたします。

①自治体の粗大ごみ回収　費用目安：1,500～3,000円

自治体がおこなっている粗大ごみ回収を利用することです。粗大ごみの費用は比較的安く1,500～3,000円程になります。

注意点としてはエレクトーンを回収対象外としている自治体が多いことです。回収対象外とされる理由として、エレクトーンの重さがあげられます。回収するごみの重さの基準は各自治体でさまざまですが、大人2人が胸まで上げられる重さを基準としているケースが多い傾向にあります。作業員の方がトラックの荷台に乗せる際に重すぎると回収できないため、重量に規定を設けているのです。

そのためエレクトーンの粗大ごみの回収については、受付の有無とあわせて回収できる重さを確認する必要があります。申し込みをしたからと回収場所までエレクトーンを運んだとしても重量オーバーで回収をしてくれない可能性があるからです。

また小さく分解すると回収してくれることもあります。

②楽器専門買取業者　　　無料～15,000円

楽器専門の買取業者を利用することです。10年以内の比較的新しいエレクトーンについては値段がつくようです。しかし古いエレクトーンは値段がつかず、無料または15,000円程度で引き取りになることが一般的です。

メリットとしては部屋からの搬出をおこなってくれる点ですが、2階やベランダからの搬出になる場合は追加料金が発生する可能性があります。そのため2社以上の買取業者に見積もりを依頼することが有効でしょう。

③リサイクル・不用品回収業者　無料～15,000円

リサイクル・不用品回収業者を利用することです。こちらも買取同様に古いエレクトーンは値段がつかず、無料または15,000円程度で引き取りになることが一般的になります。

エレクトーンも電化製品と同じように新しいモデルが発売されるため、古いエレクトーンは人気がない傾向にあります。買い手がほとんどいないため、古くなるほど値段がつかず処分費用がかかってしまいます。
エレクトーン以外にも不用品がある場合は、リサイクルや不用品業者の利用は有効になるため、他の処分品とあわせて2社以上の見積もりを依頼することが良いでしょう。

④施設へ寄付・親せきや知人に譲る　配送料10,000～30,000円

施設へ寄付や親せきや知人に譲ることです。愛着のあるエレクトーンを使ってもらえるメリットはありますが、配送料や譲受先を見つける手間がかかります。

寄付先は役所を通じて子ども関係施設を紹介してもらえるか問い合わせをしましょう。
また自治体が発行している広報誌の掲示板などを活用し譲受先を探すことができます。

配送に関しては引っ越し業者やヤマトホームコンビニエンスなどで取り扱いをおこなっています。料金は階数と距離により見積もりが必要になり、10,000～30,000円程度が目安です。

⑤フリマアプリに出品する　配送料10,000円～30,000円

フリマアプリに出品することです。ヤフオク・メルカリ・ジモティーなどインターネット上で直接個人の方と取引ができます。

エレクトーンの状態が良いものであれば配送料よりも高い値段で売却できる可能性もあります。デメリットとしては売れない可能性があることと、配送先により料金が高額になる可能性があることです。

エレクトーンを無料で処分する方法2つ

エレクトーンは重くて大きいため処分が大変ですが、無料で処分できる可能性もあります。
無料で処分できる方法は2つです。

1. ①フリマアプリで「着払いor引取り」で出品する
2. ②買取・不用品回収業者に無料回収してもらう

一つずつ説明いたします。

①フリマアプリで「着払いor引取り」で出品する

フリマアプリで送料の負担をせずに出品することです。出品方法が選択でき、送料に関する内容をしっかりと記載することでトラブルを避け無料で処分することも可能です。

ただし着払いや引取りを条件にすると売れない可能性もあるため、早期の処分を検討している場合には不向きになります。

中でもオススメは「ジモティー」です。理由は「無料で譲る」という出品ができるためです。ジモティ―は全国無料の掲示板で、住まいのエリアに地元情報を掲載することができます。そのため近くのお住まいの方が譲り受けてくれることが多くなるアプリになります。

過去の取引では20年前のエレクトーンが0円で出品され取引されている事例がありました。
使用に問題がなく状態が良いエレクトーンであれば無料で処分できる可能性はあると言えるでしょう。

②買取・不用品回収業者に無料回収してもらう

買取業者や不用品回収業者に無料回収してもらうことです。状態の良いエレクトーンであれば値段はつかないけれども無料でよければ引き取りをしてもらえることがあります。

またエレクトーン以外に不用品をまとめて処分する場合には、まとめることで無料で引き取りをしてもらえる可能性があります。2社以上の見積もりを取り価格や引き取り条件の交渉をしてみましょう。他社がいることで無料回収してもらえる可能性が高まります。

エレクトーンを粗大ごみ回収してもらうコツは「分解」

エレクトーンを粗大ごみ回収してもらうコツは「分解して小さくする」ことです。理由はパーツごとの重さが軽くなり、搬出作業の負担を減らすことができるからです。

自治体によって重量のあるエレクトーンは、回収品目に含まれないケースが多く処分先に困ります。例えば大阪市では60キロ以上、横浜市は75キロ以上は回収不可とされています。
各自治体によって重さの基準はさまざまですが「大人2人で胸の高さまで上げられる重さ」を基準としている場合が多いようです。

理由は作業員の方がトラックの荷台に乗せられないと回収ができないからです。そのため重量が100キロ近くあるエレクトーンは、大人2人でも胸の高さまで上げることができないため、回収品目に含まれません。

しかしエレクトーンを分解して小さくすると各パーツの重さは軽くなるので粗大ごみとして回収してくれる可能性が高まります。大阪市と横浜市ではいずれも分解して小さくしてくれれば粗大ごみとして回収することができるという内容でした。その場合の処理手数料は大阪市が1,000円、横浜市が1,500円になります。（2022年2月時点）

以上のことから自治体によってエレクトーンの回収ができない場合でも「分解して小さくする」ことで回収してもらえる可能性が高まると言えるでしょう。

エレクトーンを処分業者に依頼する際のポイントと注意点3つ

エレクトーンの搬出が難しく買取や処分業者に依頼する際のポイントと注意点は以下の3点です。

1. ①買取・不用品回収の見積もりは複数社にとる
2. ②無料の広告でも重さを事前に確認する
3. ③エレクトーン以外の処分品がある場合はまとめて価格相談する

後悔しないためにも2社以上の見積もりを取ることは必須です。また無料回収の広告でもエレクトーンは重量があるため、重さについての追加料金の有無を確認するべきでしょう。回収費用や追加料金はトラブルの原因ともなり、お互いに嫌な気持ちにはなりたくないものです。

私たちコブツマニアでも、不用品回収を行っておりエレクトーンの種類や大きさも関係なく回収することができます。まずは無料見積もりで処分にかかる費用を調べてみましょう。相場がわかればほかの業者と比較検討するときの手助けにもなりますよ。

まとめ｜エレクトーンの処分は搬出作業も含めて処分検討することが重要！

エレクトーンの処分方法はいくつかありますが、搬出作業も含めて処分を検討することが重要です。

ご自身での搬出ができるようであれば自治体の粗大ごみを利用するのが良いでしょう。エレクトーンの回収をおこなっていない場合は、分解して小さくすることで粗大ごみ回収ができるか確認をしてみることも方法の1つです。

搬出作業や分解が難しければ、買取・リサイクル・不用品業者の見積もりを複数社取ることが有効になります。

エレクトーンを処分する方法や費用については本記事を参考にしていただけますと幸いです。最後までお読みいただきありがとうございました。

監修：榛田 圭悟

これまでにコブツマニアで700件以上の遺品整理を担当。特殊清掃、リフォーム、骨董品買取など幅広い経験を重ねた上で知識を取得し、お客様に寄り添った仕事をモットーとしている。一般社団法人 遺品整理士認定協会「遺品整理士」を所持。