誕生日やクリスマスなどイベントなどで活躍するろうそくですが、残ったろうそくの処分に困る方も多いでしょう。
この記事では、ろうそくを処分したい方のために、正しい処分方法を3つご紹介します。
こんにちは。
コブツマニアの榛田(はりた)です。ろうそくの灯は何だか癒されますよね。ですが、処分するとなると、その方法に悩むものです。この記事では、もう使用しないろうそくの処分方法をご紹介しています。
ろうそくの処分方法3つ
ろうそくを処分する方法は、以下の3つです。
- ・ごみとして処分する
- ・売る
- ・不用品回収業者へ依頼する
ごみとして捨てるほかにも、売ったり不用品回収業者へ依頼したりして処分が可能です。では、それぞれの処分方法を解説します。
ごみとして捨てる場合
ごみとして処分するには「ろうそく」「容器」「アレンジ素材」ごとに分別して捨てる必要があります。ごみの分類や捨て方は以下のとおりです。
ろうそく本体
多くの自治体では、ろうそく本体を可燃ごみに指定しています。
ろうそくは「ロウ」と「芯」からできています。「ロウ」は炎を灯し続ける燃料のため、可燃ごみとして処分可能です。「芯」もタコ糸など綿製素材で作られているため、同じく可燃ごみとして捨てられます。アロマキャンドルやアロマオイルを混ぜたろうそくも同様の扱いです。
可燃ごみとして捨てる際は自治体指定のごみ袋に入れ、決められた日時に集積所に出しましょう。ろうそくは近くに火がなければ発火する可能性は低いため、ほかのごみと一緒に捨てても問題ありません。
ただし、ペットボトルやステンレスボウルと一緒に捨てる際は注意が必要です。これらはレンズのように太陽光を反射・屈折するうえに、光を一点に集めやすいため、光で熱せられたろうそくが発火するおそれがあります。(収れん火災)
ろうそくを捨てる際は、日光が当たらないようごみ袋の内側に入れておきましょう。
容器
ろうそくの容器にはガラスや陶器、金属が使われるため、不燃ごみか資源ごみとして捨てられる自治体が多いでしょう。芯の固定に使われる座金も同様です。
コブツマニアのある大阪市では、瓶や金属製の生活用品を資源ごみに指定しています。容器を捨てる際は、中身が見える袋に入れて指定の日時に集積場所に出しましょう。
ただし、直径または最大の辺が30cmを超える金属製のごみは、粗大ごみに該当します。容器が30cmより大きい場合は、それ以下に裁断すると資源ごみになりますので、粗大ごみの手数料を払いたくない人は裁断するのも手です。
また、容器は洗ってから捨てるのが安全と言えます。容器にはロウが残っていることがあり、そのまま捨てると資源ごみとして処分できなかったり、収れん火災に繋がったりするからです。
ここからは容器に残ったロウを綺麗に取り除く方法を3つ紹介します。
湯煎でロウを取り除く
1つ目は、湯煎で取り除く方法です。
<手順>
- 1.鍋やフライパンにろうそくの容器を入れる
- 2.容器のロウより水位が下になる程度に水を入れる
- 3.中火から弱火で熱する
- 4.ロウが溶けたら火を止める
- 5.溶けたロウをキッチンペーパーの上に注ぎ出す
- 6.新聞紙やキッチンペーパーなどで残ったロウを拭き取る
熱でロウを溶かすので、容器の形状に関係なく取り除けるのが特徴です。容器を直接触ると火傷する危険がありますので、鍋掴みやトングを準備しておきましょう。
また容器が非耐熱性だった場合は、熱で容器が割れるおそれがあります。作業前に容器の材質を確認しておきましょう。
熱湯を注いでロウを取り除く
2つ目は、容器に熱湯を注いで取り除く方法です。
<手順>
- 1.容器に熱湯を注ぐ
- 2.熱湯が冷めるまで待つ
- 3.ロウが溶けはじめたらナイフやスプーンですくう
- 4.ロウはキッチンペーパーに包んで捨てる
- 5.容器の水はキッチンペーパーで濾してから流す
- 6.新聞紙やキッチンペーパーなどで残ったロウを拭き取る
ロウに熱湯を直接かけることで、容器から剥がれやすくする方法です。こちらも湯煎同様に、容器の耐熱性を調べておく必要があります。
またロウは水に溶けないので塊になりやすく、容器の形状によっては取り出しにくい場合があります。熱湯で取り出せない場合は、湯煎を試してみましょう。
冷蔵庫などでロウを取り除く
3つ目は、冷蔵庫などで冷やして取り除く方法です。
<手順>
- 1.ロウが残った容器をそのまま冷蔵庫で一晩おく(冷凍庫なら2~3時間)
- 2.ナイフやスプーンを差し込んでロウに空気を入れる
- 3.容器を軽く振ってロウの塊を出す
- 4.新聞紙やキッチンペーパーなどで残ったロウを拭き取る
火傷のリスクがなく、小さなお子様でも作業できるのが特徴です。ロウは冷やすと体積が小さくなり、容器と接する面も小さくなります。するとロウは容器に引っ付きにくくなり、力を加えると剥がれやすくなる、という仕組みです。
この方法も熱湯を使用するときと同様に、容器の形状によってはロウを取り出しにくい場合があります。取り出せない場合は、湯煎を試してみましょう。
アレンジ素材
ろうそくにはアレンジ素材が使用されている場合もあります。アレンジ素材とは「ドライフルーツ」「ドライフラワー」「貝殻」「ガラス細工」などが該当します。
ドライフルーツやドライフラワー、貝殻は、ろうそくと同じく可燃ごみとして処分できます。ガラス細工は自治体にもよりますが、不燃ごみか資源ごみとして処分するのがよいでしょう。
売る場合
まだ使用できるろうそくは以下の2つの方法で売れる場合があります。
- ・フリマアプリで売る
- ・リサイクルショップで売る
ひとつずつ解説します。
フリマアプリで売る
ろうそくはフリマアプリで売ることができます。フリマアプリは、少し使用した品物であってもブランドや状態によっては売れるのが特徴です。
また人気ブランドの商品は買い手が見つかりやすいので、事前にブランドを確認しておくとよいでしょう。
リサイクルショップで売る
ろうそくはリサイクルショップでも売ることができます。リサイクルショップとは家庭から出た不用品を買い取ってくれるお店のことです。
自分で値段を設定できないため、フリマアプリよりも買取額が下がる場合もありますが、その場で現金化できるというメリットがあります。
不用品回収業者へ依頼する
ろうそくは、不用品回収業者に回収してもらうこともできます。不用品回収業者とは、使わなくなった家電や家具、ごみなどを回収してくれる業者です。回収には手数料がかかりますが、使えないろうそくも回収してくれます。
ごみとして捨てたり、フリマアプリで売ったりする場合とは異なり、即日かつ確実に処分できるため、忙しくて時間のない人でも安心して利用できます。また、業者によっては連絡した当日に回収に来てくれる場合があります。
ただし、ろうそく1点だけ依頼すると手数料が高くつく場合がありますので、ほかの不用品とまとめて回収してもらうとよいでしょう。
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ろうそくは非常時に便利
ろうそくは使用頻度が低いため、余っていると捨てられがちです。しかし、非常時のために何本かストックしておいて損はありません。たとえば、地震や台風で停電したときに、ろうそくの炎は貴重な明かりとなります。ライターやマッチと併せて非常用持出袋に入れておけば、有事の際にきっと役立つでしょう。
まとめ
ろうそくの処分方法を3つご紹介しました。
多くの自治体では「ロウ」「容器」「アレンジ素材」で分別する必要があります。容器を捨てる際は、容器に付着したロウを取り除く必要があるため「湯煎」「熱湯」「冷蔵」の3つが役立ちます。ろうそくの数が多い場合は、売ったり不用品回収業者に回収してもらったりするのも手です。
ご自身に合った方法でろうそくを処分しましょう。
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