絵画を家に飾ればアクセントとなり、お部屋が華やかになりますよね。ですが、部屋の模様替えや興味の移り変わりで絵画を処分する必要があるかもしれません。
この記事では、絵画を処分する4つの方法を解説していきます。
こんにちは。
コブツマニアの榛田(はりた)です。絵画は1つ1つ時間をかけて描かれた作品です。ごみとして捨てても良いのだろうかと思う方もいらっしゃるでしょう。今回はごみとして捨てる以外の処分方法もご紹介していきます。
目次
絵画の処分方法4つ
絵画を処分するには4つの方法があります。
- ・売却する
- ・ごみとして処分する
- ・寄贈する
- ・不用品回収業者へ依頼する
ではそれぞれ解説していきます。
売却する
絵画を売却する方法は以下のように4つあります。
- ・美術品専門オークション会社で売る
- ・美術品専門店で売る
- ・画廊に売る
- ・ネットオークションやフリマアプリで売る
絵画によってはリサイクルショップなどでも買い取ってもらえるかもしれませんが、絵画の価値をよく理解している方に売却すれば、適正な価格で買い取ってもらえるでしょう。では1つずつ解説していきます。
美術品専門オークション会社で売る
美術品を専門に取り扱うオークションが日本にもあります。絵画以外にも彫刻や陶磁器、ジュエリーなどをオークションで売却できるのです。オークション会社が仲介してくれるため、絵画の価値や売り方などがわからない方でも安心して売却できるでしょう。
またオークションのため、絵画や作家によっては想像以上の価格になる場合もあります。ただし、仲介手数料がかかったり、落札から換金まで3〜4ヵ月ほど時間がかかる点も覚えておきましょう。著名な作家の手がけた絵画を処分する予定なら、美術品専門オークションの利用を検討しても良いでしょう。
代表的なアートオークションの会社をご紹介します。
SBIアートオークション
SBIアートオークションは現代アートを中心に絵画や写真などのオークションを行っています。日本だけではなく、50以上の国からオークションに参加するなど、国際性のあるアートオークション会社です。
Shinwa Auction シンワオークション
Shinwa Auction シンワオークションは、西洋美術や近代美術、戦後美術などさまざまな分野の美術品を取り扱っています。公正で透明性の高いオークションを取り入れている点が特徴的です。
毎日オークション
毎日オークションは、絵画だけでなく、彫刻や骨董品といった美術品からジュエリーや時計など幅広く扱っています。年間のオークション開催数は30回前後と参加する機会が多いアートオークション会社です。
「誰が描いたのかわからない」「専門のオークションに出してもいい品かどうかはちょっと自信がない」という場合には、コブツマニアでも絵画の買取を行っています。特に「名があるかどうかはわからない人の作品がたくさんある!」という場合には大歓迎です。お気軽にご相談ください。
美術品専門店で売る
絵画をはじめとした美術品を取り扱っている専門店へも売却できます。美術品に対して造詣の深いスタッフが丁寧に査定してくれるため、適正な価格で買い取ってもらえるでしょう。また、出張査定に対応している店舗もあるため、サイズが大きくて運搬が大変な絵画でも査定依頼できます。
無料査定・見積書作成を行っているお店が多いため、適正な価格で売却するためにも複数店へ査定依頼をすると良いでしょう。
画廊に売る
絵画は画廊に売るという方法もあります。画廊とは、絵画などの美術品を陳列したギャラリーや画商が展開しているお店です。すべての画廊が絵画の買取対応をしているわけではありませんが、画廊が集めている作家の絵画なら相場よりも高く買い取ってもらえる可能性は十分にあります。
ネットオークションやフリマアプリで売る
ネットオークションやフリマアプリを利用して絵画を売却できます。無名作家の手がけた絵画の場合、美術品オークション会社や美術品専門店、画廊には売れない場合が多いでしょう。しかし、ネットオークションやフリマアプリなら、絵を気に入った人がいれば無名作家でも買い取ってもらえる可能性があるのです。
価格は自分で設定できるため、絵画の価値を理解していなければ相場よりも安く売ってしまう可能性があります。また、売る際は絵画を傷つけないように梱包や発送に気を付ける必要があるでしょう。
ごみとして処分する
絵画はごみとしても処分ができます。
- ・可燃ごみとして処分する
- ・粗大ごみとして処分する
では1つずつ解説していきます。
可燃ごみ
絵画は可燃ごみとして捨てても問題ありません。絵画と額縁がセットの場合は額縁の素材を確認しましょう。額縁がプラスチック製や木製なら絵画と一緒に可燃ごみとして捨てられますが、ガラス製や金属製なら不燃ごみや資源ごみに分別する必要があります。
可燃ごみとして捨てるなら、自治体の指定しているごみ袋へ入れて、指定の日時にごみ集積所へ出しましょう。もし絵画のサイズが大きい場合は次項で解説する粗大ごみとして捨てなければならないかもしれません。
粗大ごみ
絵画のサイズが大きい場合は粗大ごみに分類されます。自治体が規定しているサイズを超える場合は規則に則って粗大ごみとして処分しましょう。コブツマニアのある大阪市では「最大の辺または径が30センチメートルを超えるもの、あるいは棒状で1メートルを超えるもの」を粗大ごみとして定めています。
規定のサイズは各自治体によって異なるため、処分前に確認しましょう。また、絵画や額縁を規定のサイズ以下に断裁すれば、可燃ごみや不燃ごみとして処分しても問題はありません。
寄贈する
絵画は病院や非営利団体に寄贈することもできます。「無名作家の手がけた絵画だから、買い手が見つからないけど、ごみとして処分するには気が引ける」という方は寄贈して処分すると良いでしょう。
寄贈したい病院や非営利団体の施設へあらかじめ連絡し、絵画の寄贈を受け付けているか確認しましょう。配送手続きは自分でおこなう必要があるため、絵画の入る大きさの段ボールや緩衝材を用意しておきましょう。
不用品買取業者へ依頼する
絵画は不用品回収業者へ依頼して処分もできます。不用品回収業者とは、不要になった家具や家電などを回収している業者です。回収依頼には手数料が発生しますが、どのような絵画でもご自身の都合の良い日時に引き取ってくれるので、早急に絵画を処分できます。
ただし、先述したように手数料が発生するため、絵画1点だけの回収依頼であれば手数料が高くつくかもしれません。ですので、ほかにも不要な美術品や処分予定の家具、家電などがあれば、まとめて回収依頼をすると良いでしょう。
費用相場を知りたい場合は無料の簡単見積もりが便利です。お持ちの不用品の回収料金がすぐにわかりますよ。
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絵画にはどのような種類があるか
ひと言に絵画と言っても様々な種類があります。処分する前に、どのような絵画があるのか確認してみましょう。
作品による7つの種類
絵画は作品によって7つの種類に分けられます。
- ・風景画
- ・静物画
- ・肖像画
- ・博物画
- ・宗教画
- ・歴史画
- ・風俗画
一般的に知られている風景画や肖像画から、植物や鉱石などの細部を描いた博物画や、日常生活を描いた風俗画など様々です。なかでも、風景画や肖像画(美人画)は高く売れる傾向にあります。
技法による8つの種類
技法によって絵画は8つの種類に分類されます。
- ・日本画(浮世絵)
- ・洋画
- ・油彩画
- ・水墨画
- ・水彩画
- ・版画
- ・リトグラフ
- ・シルクスクリーン
よく知られてる油彩画や水彩画のほかにも、石板や金属板を利用して刷るリトグラフやメッシュ状の版に印刷するシルクスクリーンなどがあります。
絵画を高く売るコツ
絵画を売るなら少しでも高く売りたいと誰もが思うでしょう。絵画を高く売るためのコツを2つご紹介します。
- ・ホコリを取り除く
- ・勝手に絵画を修復しない
売却する前に上記の2点に気を付けましょう。
ホコリを取り除く
長年手入れをしていなくて、ホコリを被っているなら、売却する前にホコリを取り除きましょう。綺麗にホコリを掃除するだけでも、保存状態が良いと見られ、買取価格が上がる場合があります。
ただし、水拭きして絵画が濡れてしまうと価値が下がる可能性があります。ですので、柔らかいはたきで軽くホコリを落とす程度に留めましょう。絵画に手を触れて価値を下げてしまうと危惧するなら、触らない方が良いでしょう。
勝手に絵画を修復しない
ホコリを取り除く程度の掃除は良いのですが、絵画の汚れを取ろうとしたり、傷を修復したりすれば価値が大幅に下がる可能性があります。
絵画の汚れ除去や傷の修復はプロでも難しいため、経験のない素人が手がければ、余計に悪化しかねません。2012年にスペインで聖母マリアを描いた絵画を技術のない人が修復したため悪化したというニュースがありました。絵の価値を落とさないためにも、もし汚れや傷があっても、そのままにした方が良いでしょう
まとめ
絵画の処分方法を4つご紹介しました。著名な作家の手がけた絵画であれば美術品を専門に扱う業者へ売れる場合があります。無名作家の絵画でもネットオークションやフリマアプリで売れるかもしれません。
ほかにもごみとして処分したり、寄贈、不用品回収業者へ依頼したりと処分方法は様々です。ご自身に合った方法で絵画を処分しましょう。
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